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  プログラム概要

 人口の超高齢化に伴い歯科医療のニーズは劇的に変化しています.う蝕,歯周病やその結果生じる歯周組織・歯の欠損を対象とした従来型の歯科医療に加えて,「口腔健康から全身健康に寄与する歯科医療」,さらに「急性期,回復期,維持期,在宅介護そして終末期医療をサポートする口腔機能管理ひいては栄養・感染管理に関わる歯科医療」が求められています.

 本プログラムでは実績のある国立大学歯学部と医学部を擁する私立大学歯学部,特色ある医学部歯科口腔外科が協力して,各大学の医療系学部の協力のもと適切な死生観に基づき,患者の病床,介護現場や終末期に寄り添えるプライマリケア歯科医を養成します.また,口腔から全身健康に寄与でき,急性期,回復期,維持期,在宅介護現場に対応できる歯科医を育てます.さらには,高齢者の「食」を基盤とした健康増進,介護予防,虚弱予防を目指した新しい歯学教育・研究を推進します.

  プログラム参加校

岡山大学(申請大学),北海道大学,金沢大学,大阪大学,九州大学,長崎大学,鹿児島大学,岩手医科大学,昭和大学,

日本大学,兵庫医科大学

  本プログラムにおける長崎大学歯学部の取組状況

長崎大学では「離島等の地域歯科医療を担う歯科医師養成」として医歯薬学部学生を対象に研修コースを設けています.

コース名

特色ある医療支援歯学教育プログラム・離島歯科口腔医療・保健・福祉学実習コース

概 要

 長崎県は全国で最も多くの離島を有し,離島地域の高齢化率は34%を超え,わが国の超高齢社会がすでに具現化されています.長崎大学歯学部では,離島等の地域歯科医療を担う歯科医師養成を目的として,宿泊施設を有する「長崎大学歯学部離島歯科保健医療研究所(五島列島五島市)」を拠点として,医学部,薬学部と共に多職種連携による「地域医療一貫教育」を行います.すなわち,医歯薬の医療系3学部の共修で,実際に学生が離島に赴き,滞在し,離島医療を実体験しながら医療・保健・福祉学を学ぶことで,在宅介護実習と医科歯科連携を実践します.

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